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日々とおまじない

それでも書く

怖い

高校に入りました。

小学校から中学校に上がる時とは違い、高校は他の学校出身の子の方が圧倒的に多かったです。

幸いにも、小中と仲良くしていた部活の仲間はほとんど同じ高校に進学しました。

 

顔も名前も知らない子がほとんどを占める教室に入った時、ここから新しい生活を始められるかもしれない…!と最初はワクワクドキドキしていました。真面目で素朴な校風の進学校を選んで進学したので、きっと大丈夫だろうと思っていました。

だけど、だんだん怖くなっていきました。どうしても、教室に対する”怖い”という感覚が拭えないのです。

 
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 5|ぱんぴのばんび

 

これが自分の思い込みや考えすぎであることも、分かってはいるんです。ちゃんとイメージ通りの校風だったので、いじめっ子なんていなくて、クラスメイトが本当はしい善良な人ばかりなのも肌で感じて分かってはいるんです。

でも、どうしても、ダメで。

どんどん他人が怖くなっていきました。

 

そうやって思い込む自分のこともまた責めて、全部全部自分のせいで、でもどうしたらいいか分からない。

自分で自分のことを「鬱」だと"診断"して、そのことを心の疲れの捌け口にして、なんとか立っているような気になることで精一杯でした。

 

教室では、”気を遣って”接して"くれている"子と一緒に過ご"させてもらって"、なんとかやり過ごしていました。

文化祭の打ち上げでは、誰に何をされたわけでもないのに、その場にいるだけで辛くなって突然泣き出してしまいました。

ただただ、私が相変わらず被害妄想や過剰な自意識に囚われていたのです。そして、そこからの抜け出し方も分からなかったのです。

 
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11|ぱんぴのばんび

 

部活でも、上手く行きませんでした。

高校にはオーケストラ部はなかったので、吹奏楽部に入ることになりました。

入った当初は、やっぱりオケの方がいいなぁって思っていました。オケよりも吹奏楽の方がずっと規模が小さくて、奏者も半分しかいない。オケの大きな音の渦が大好きだった私には、どこか物足りなくて。

部員も、ホルンパートに小中で部活を共にした子が1人いましたが、ほとんどが初めて出会う人ばかりです。

それでも、楽器に対しては自信があった私は、なんとかなるだろうという気がしていたんです。吹奏楽も、そのうち好きになれるだろうなぁと。

 

しかし、私の持っていた自信やプライドは容赦なく崩されていきました。

ホルンパートの同期には、小中の友達の他にもう1人、男の子がいました。部活の間はいつもケータイをいじっていたような人だったのですが、楽器を吹くとめっちゃ綺麗な音出すんですね。

ほんとは認めたくないけれど、私より、格段に上手い。

そして後に、彼が中二の時のコンクールで、私のひとつ前に吹いて県大会に出場したあの人だったことが判明して。

いや、え、嘘やん。と。

 
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もー、中学までに着々と築き上げてきた私のプライドは半年も立たないうちにぺちゃんこになってしまったんですね。

部員と仲良くなろうにも、吹奏楽を好きになろうにも、自分の演奏を好きになれないからどうにもならなくて。

 

それまで私に優越感を与えてくれていたホルンが、劣等感の化身のようになってしまった。

そこからみるみるうちにスランプに陥り、中学の頃に出来ていたはずの演奏さえままならなくなりました。

 自分を騙し騙し部活を続けていましたが、どんどん辛くなっていって、友達に「退部しようかな」って毎日のように相談していました。

 

勉強もどんどん難しくなっていきました。

一応進学校に通ってはいましたが、ふと将来のことを考えた時に、「なんでこんな五教科を勉強しているんだろう」という疑問が湧いてきて。

問題の答えや考え方が分かった時の快感は好きだけど、これって将来何に役立つんだろう?

テストも宿題もそこそこにちゃんとやっていましたが、その疑問はずっと自分の中にあって、そして次第に、「教室にいることがこんなにもしんどいのに、なんでがんばって学校に行って勉強してるんだろう」と、思い始めてしまいました。

 

いろいろな辛さが少しずつ積もっていって、週に1度は学校を休まないと精神的に辛くて体調も崩してしまうようになってしまいました。

「自分で自分の首を絞めているんだから、自分で解決しなきゃ」と思っていたので、親以外の誰にも、ほとんど相談できませんでした。

 

これが、高校1~2年の頃の話です。

しかし、部活に関しては1年の冬に転機が訪れます。次の記事ではそのことを書きますね。